| 日経産業新聞1月19日朝刊1面に掲載 |
登録日:2009/01/19 |
[サーバー消費電力2割減 電源 インバータ-不要に] イーター電機工業はサーバーの消費電力を二割程度削減できる電源システムを開発した。通常の電源システムは直流と交流の変換を三度繰り返すが、変換を一度に減らすことで電力の損失を抑える。発熱も少なく、データセンターなど大量のサーバーを使用する建物では空調も含めて最大で四割程度消費電力を削減できるという。 新しい電源システムは「HVDC給電システム」で、NTTデータ子会社のNTTデータイーエックステクノ(東京・江東、高草英博社長)とサーバ-製造・販売のボルテックス(東京・中央、谷村誠社長)と共同で開発した。 通常サーバーの電源システムは、交流の電力を取り入れてサーバーに接続したAC/DCコンバータで直流に変換。 インバーターを通じて交流に戻した後、サーバー内部の整流回路で直流電流にしている。直流でバッテリーに接続しなければならないほか、直流のままサーバーに電力を入れるとスイッチの切断時にスイッチの電極間で放電が起きることがあるため、再度放電が起きにくい交流に戻す必要があったためだ。 開発したシステムは交流のAC/DCコンバータ-と、サーバー内に組み込む電源回路で構成する。サーバーに組み込む電源回路内にコンデンサーを使った「安全回路」を組み込み、コンデンサ-にためていた電気を流すことで電圧が徐々にゼロに向かうように調整。直接直流の電流を流してもスイッチの放電が起きないようにした。 このため、AC/DCコンバータ-から直流の電力を直接サーバーに入れることが可能になり、インバーターなどを不要にした。サーバーに組み込む部分の大きさは従来製品と同じで、現在稼動しているサーバーの電源と置き換えることが可能。発熱も抑えられるため、空調機器の消費電力も削減できる。 |
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